ALEX MOULTON LIFE

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カンパCレコード リアディレーラー

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SPEED-SをCレコメインで組み始め、残すCレコパーツはTBSペダルのみとなった。しかしこのディレーラーほど手に入れるのに時間は費やさないだろう。
鉄仮面の異名を持つ刻印縦型リアディレーラー。Cレコを象徴するパーツといっても過言ではない。
1985年に登場し27年が経過しているが、これぞ珠玉の名作プロダクト。その人気から、世界中で探しても新品は早々出回らないらしい。後にも先にも出てこないだろう造形美、これを眺めながらの晩酌は格別だ。
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by alexmoultonspeeds | 2012-11-30 07:05 | cannot run

Lepper Voyager

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兼ねてから不満を抱いていたパイロンのサドルを変更する事にした。
オランダはLepper社のサドル。博士がデザインされたVoyagerの後期モデルだ。座面の潰れが起きやすかった前期に比べ、全長が短くなりグラマラスなラインを描いている。
今はナチュラルカラーだがタンニン鞣しによるヌメ革を使用しているので、経年変化を楽しむ事が出来る。タンニン成分が太陽光を浴びる事により、濃い色へと変化してくるのだ。座面は乗り込む事で飴色の輝きを放つ事だろう。かなり厚い革を使用しているので馴染むまで相当時間を要すると思われるが、その分愛着がわくというものだ。
BROOKSのオイルを併用しようと思ったが、暑い時期ならまだしもこの季節は浸透力が弱く感じるのでドイツ製Collonilのクリームを使用する事に。
「育てるサドル」色の経年変化に応じてパーツの見直しも図っていこうと考えている。
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by alexmoultonspeeds | 2012-11-29 19:54 | NSMS-PYLON

シートポスト カットPart2

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シートポストをカットすることで本来そこにあるパイロンの造形がようやく表現された。
些細な変化と思うなかれ、このモデルにとってこの差は死活問題なのだ。
最近のモデルでは、このパイロン部分のロウ付けに顕著な変化が見られる。パイプを曲げて断面をシートチューブに当ててのロウ付けになっている。強度を上げる為なのか、シビアなロウ付け行程を避ける為か・・・理由は不明だが、以前よりシャープさが失われている事には違いない。熟成を重ねるごとに研ぎすまされていくプロダクトであってほしいのだが、どのモデルも初期に発売されたものが一番洗練されている。時間が経過する程に、心血を注いだ博士のデザインが簡素化されている様に思えて仕方がない。このあたりはどうも危惧感を覚える。
by alexmoultonspeeds | 2012-11-29 07:14 | NSMS-PYLON

永井氏のGT

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KOOWHOには、雑誌、Web等の媒体で取り上げられる永井氏所有のGTとSPEED-S等が店内にディスプレイされている。GTを降ろして頂き、観察する事に。初期型のGTだ。どのモデルも初期型が一番美しくコストのかかった凝ったつくりに感じるのは自分だけだろうか。今はなきフィックスボーンステムも装着されている。
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メインはカーボンパーツで組まれているのだが、これがまとまっている。10Sレコードのカーボンクランクと、KOOWHOオリジナルカーボンフェンダーのカーボン模様が狙ったかのように合っている。「してやったり」と言わんばかりの技だ。クランクのグラフィックもシンプルで良いではないか。そしてリーディングリンクは面取りされたスパルタンなチタン製に。
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セライタリアのイグアナサドルにはホワイトゴールドのライン入り。そのサドルに合わせてデイバッグ並びにバーテープをリザードで制作してしまうという匠のカスタムは流石ドクター。
なによりも私が感動したポイントは「ケーブルの取り回し」。これぞ日本人気質の職人による小技裏技なのだろう。ここまで美しく仕上げる事が可能とは驚きだ。「こういう所で、違いが出せれば」と永井氏は仰っていたが、経験とセンスに基づいた他店との差別化が既に計られている事は言うまでもないだろう。
by alexmoultonspeeds | 2012-11-28 07:29 | Moulton

KOOWHO

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モールトン博士に「日本のドクター」と称される永井氏。モールトンだけではない、ロードやMTBにも精通する永井氏に適正なポジションを伺う為、氏が経営するKOOWHOにお邪魔した。「患者」は私ではなく、先日のサイクリングで膝を壊し、温泉治療を試みたAM7オーナー。快適な京都サイクリングの為に出来る事はやっておきたい。
サドルの高さ、ステムの長さ、乗車姿勢、ケイダンス、京都でのサイクリング注意点などなどとても親身になって説明してくれた。永井氏の人柄の良さが伝わってくる。
「診断後」若干サドルを下げ、教わった乗車姿勢を意識し付近を周回する事になったのだが、驚きの結果が。「お尻が痛くない」のだという。しかし現在装着されているヘッドパーツのカラー及びステムは身長180cm〜185cmの人間に合うサイズという事で、ハンドルとの距離がオーナーに合っていない事も指摘された。オーナー自身が筋肉痛と思っていた背中の痛みの原因はここだったのだ。例えるなら「借り物の自転車に長時間乗っている様な感じかな。想像するだけで疲れるでしょ?」と。確かに。身長及びオーナーの腕の長さにあうステム長を瞬間的に割り出し、「手術内容」を告知。
「術後」のレポートは来週行えそうだ。
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by alexmoultonspeeds | 2012-11-27 07:18 | AM-7

燻し銀パーツ

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相当長い自転車歴を誇るAM16オーナーのパーツセレクトは実にシブイ。そして溢れ出す知識の泉に脱帽、まさに「学者」。そのバックボーンにあるのはロードレースで鳴らした経験に違いない。
組付けにあたり、カンパのパーツを新旧織り交ぜて来るあたりも絶妙だ。ある時はカーボン、ある時はチタンを、鉄、アルミのパーツ群に投入してくる。時代も素材も様々なのに、仕上がり段階ではまとまるのだから、これは不思議だ。
所有されるロードバイクの方も、さぞかし燻し銀な仕上げになっているのだろう。1度拝見させていただきたいものだ。
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by alexmoultonspeeds | 2012-11-26 21:41 | Moulton

その頂き、未だ見えず

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理想の形へまた一歩近づいたSPEED-S。
今回はブレーキレバー、そしてフロント及びリアディレーラーをCレコに変更。更にダブルレバー化を果たし、フロントのケーブル周りをスッキリとさせる事に成功した。このあたりはパーツごとに分けて綴る予定だ。残すはペダル・・・ここにはトリプルベアリングしかないだろう。いずれにしても最終段階に突入している事は確かだが、ハンドルに穴を開けケーブルを中通しする事により、細いハンドルを演出する事も可能。ダボのスムージングにより、美しいシートチューブを演出することも可能・・・カスタムの余地はまだまだ残っている。
SPEED-Sに思い描く完成の頂きは未だ見えない。
by alexmoultonspeeds | 2012-11-26 07:26 | cannot run

RESISTANT ULTIMATE

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RESISTANT ULTIMATE。
「究極」の名を冠するバックパックだ。
RESISTANTでは全ての製品をハンドメイドで制作しているが、ULTIMATEは中でも手間と時間が一番かかる製品なのだろう。つまり大量生産が出来ないので販売数も少なく、即SOLD OUT。手に入れるまで数ヶ月かかった。
日によっては固く思い荷物を背負い込むため、メッセンジャーバッグでは背骨にダメージを受ける事があったが、これで解消されるだろう。
毎日何かしらのRESISTANT製品を使用しているが、タフなつくりに驚かされる。まるで軍からの支給品のようだ。気取らず飾らず質実剛健。なのでこの製品とも長く付き合っていけるだろう。
拡張性が高いMOOLE SYSTEMを採用しているのであらゆるシーンでの活躍が期待される。まずは京都サイクリング投入前にウェビングテープの活用方法を考察してみよう。
by alexmoultonspeeds | 2012-11-22 07:03 | Gear

TREK OCLV 5200

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先日懐かしい写真が見つかった。初めて買ったカーボンバイク、TREK OCLV 5200だ。
ランス・エドワード・アームストロングがヤン・ウルリッヒとバトルを繰り広げた時代のカーボンバイク。確か2000年のモデルだったと思う。USPSチームカラーが懐かしさを増幅させる。この年ランスはツール・ド・フランス2連覇、シドニーオリンピックではタイムトライアルで銅メダルを獲得。その後前人未到のツール・ド・フランス7連覇を達成した事はあまりにも有名な話しだ。
しかしランスもウルリッヒもタイミングは異なるがドーピング問題で自転車界から追放される事になってしまった。
ドーピング事件というと「海賊」の異名で知られるマルコ・パンターニを真っ先に思い出す。2度の裁判判決はいずれも無罪。しかしイタリアの英雄であったはずの彼は、34歳という若さで自らの生涯に幕を下ろす。マスコミの偏った報道により精神のバランスが崩れた末の自殺だった。
1998年、ジロ・デ・イタリア&ツール・ド・フランスで勝利し、ファンを熱狂させたパンターニ。その翌年ドーピング疑惑が持ち上がると、彼の周りから一斉に人が離れていったという。それどころか、親しかった人間もパンターニに批判を浴びせ始め、マスコミは自転車界のみならずスポーツ界におけるドーピング問題の「諸悪の根源」とまで突き上げた。全ての裁判で無罪だったにも関わらず、非常に繊細であった彼から自転車競技という才能、財産、人が取り上げられたのは計り知れないダメージとなったはずだ。
家族が彼の死を知ったのは亡くなった2日後だそうだ。孤独に亡くなったその部屋には、こんな内容のメモが残されていたという。
「さまざまな色のなかで、すべての色の上のひと色、オレンジがかったバラ色。バラはバラ色、そして赤いバラはもっとも価値がある。」
解釈の仕方は様々だが、もっとも価値がある「赤いバラ」の花言葉は「愛・情熱」。
彼が求め、必要だったのは人の愛だったのかもしれない。奇しくも彼が亡くなったのは2月14日バレンタインデーだ。
ランスに同様な事が起きない用、今は祈るのみである。
by alexmoultonspeeds | 2012-11-21 06:50 | Other

モスキート計画再開

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モスキート計画を断念してから5ヶ月経過。
当初はSPEED-Sにモスキートバー装着を考えていた。しかし、ニューシリーズ並びにパイロンモデルに装着する事を前提に博士が設計されたのだろう、似合うのはお城製20インチモデルだ。だが、肝心なパーツが手に入らないので、絵空事に等しい妄想にふけるより他なかった。
モスキートバーのネーミングに合致するのは初期の形状だ。後期になるともはやブルホーンに近いルックスになる。初期型の曲がりに近いショップオリジナルのモスキートバーを購入しようと思う事もあったが、オリジナルと異なる径により自分が望むパーツが取付けられない事が判明。敢えなく断念したのだ。
しかしこの度モスキート計画を再始動する事を決定した。どうしてもパイロンにはモスキートバーを装着させたい!それも初期型のモスキートバーを。
by alexmoultonspeeds | 2012-11-19 06:15 | NSMS-PYLON