ALEX MOULTON LIFE

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MKS PROMENADE EZY

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三ヶ島のペダル、PROMENADE EZY。
指先で簡単にペダルの脱着を可能にした、画期的な機構を搭載している。
今回の購入で3つ目になる。
1つ目は折り畳めるBD-1用に、2つ目は分割出来るAM20用だった。ここまで書くと輪行する人に思われるが、輪行はしない。
形状がスッキリしていて、両踏み出来る、尚且つGOLF GTIに車載する際にSPEED-Sを寝かす事になるのだが、重量の支点がペダル部分に集中してしまうため、簡単にペダルが外せると便利なのだ。
今現在SHIMANOのペダルを使用しているが、スタイリング&実用共に不満がある。Cレコのクランクには、勿論カンパの美しいペダルを装着させたい。しかし、いきなり何もかも希望通りに仕上げてしまっては、いささか芸がない。少し遠回りという訳では無いが、実用で考えると両踏み出来るペダルはやはり魅力的だ。
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by alexmoultonspeeds | 2012-07-31 21:21 | cannot run

カンパ レコード BB

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BBが届いたという連絡があり、郵送して頂いた。
新品のレコードBBだ。箱を開けてみて驚いたのは、部品の封入方法。そのままショーケースにディスプレイ出来るであろう状態に思わず感動してしまった。専用の台座に部品が収められており、個々のそれぞれ一番色気がある部分が良く見えるよう設計されている。
新品とは言え長い年月が経過しているので、とりあえずボールベアリング以外は洗浄&グリスアップを行った。
取付けてしまうと見えなくなってしまう部分にも刻印がされており、手間のかかる事を惜しまず行う、当時のカンパの姿勢を伺う事ができる。
いよいよCレコクランク取り付けの時期が迫りつつある。
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by alexmoultonspeeds | 2012-07-31 07:21 | cannot run

グリスアップ

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クランクの再アルマイトをかけるために、チェーンリングやボルトを外そうとしたところ、片側のクランクキャップがどうしても外れない。フィキシングボルトの外周に位置する部分が、回らないのだ。ラスペネを塗布後1日放置、やっと外す事が出来た。原因は、グリスが塗られていなかった事により発生した「かじり」。かなり大変な思いをしたが、良い教訓として今後に活かして行こう。
無事、アルマイトを依頼する会社に持ち込む事が出来た。
1.アルマイト剥離(自分では手の届かなかった細部)
2.バフがけ
3.アルマイト
大体2〜3日で出来上がるとの事。完成が楽しみである。
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完成を待つ間、先程の教訓に習いクランクに限らずボルト類の洗浄とグリスアップを決行。
ディグリーザーによる洗浄後、DURA ACEグリスを塗布する。このグリス、購入時は内容量50gの割に値が張るというイメージだったが、かれこれ10年程経過している現在でもまだ半分残っており、今考えれば安い買物であった。
たかがボルト、されどボルト、各部がリフレッシュされグリスアップ後の締め込みは、今までよりも部材と部材が密着された固定感がある。既に生産が終了しているSPEED-S、そして愛すべきパーツ達を持続可能にする為に必要な事は、頼れるプロショップ、そしてオーナーの日常における適切なメンテナンスなのかもしれない。
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by alexmoultonspeeds | 2012-07-30 07:09 | cannot run

ろう付け

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ろう付け。
起源が極めて古く、未だ正確に把握されていないらしいが、紀元前には開発されていたようだ。
部材同士を溶かし、一体化する溶接ではなく、合金を溶かし接着剤として金属同士を接合する為の技法。「東大寺盧舎那仏像」奈良の大仏様にも同様の技法が用いられたようである。
モールトンのフレームは銀ろうで接合されているわけだが、年代によってろう付けの技術が違う様に見受けられる。現行お城製モールトンのろう付けは、ぷっくりと厚ぼったい。触らなくても膨らみが感じ取れる。所有するSPEED-Sは90年代前半のモデルなのだが、膨らみも無く適度。これを熟練の職人芸と呼ぶのだろう。1カ所づつ手作業でろう付けをおこなうのだがら、個体差は少なからずあるはず。しかし同じ職人の仕事ではない事が見て取れる。熟練の職人と未熟な職人。
察するに、お城の中でMOULTONを製作する職人の世代交代が行われたのではないだろうか。
博士から、ショーン&パシュレイに体制移行されたように、きっと職人も若い世代へ移行しているのだろう。血縁者であっても、博士の代わりは務められやしない。ショーンはショーンであり“ショーンのやりかた”に変わるのだ。だからせめて職人達は、技術継承をしっかりと行ってもらいたい。お城の手仕事だけはしっかりとした形で残すべきだと思う。MOULTONは、温故知新の精神無くして新たなファン獲得も、既存のファンの納得も得られないプロダクトなのだと個人的に感じている。
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by alexmoultonspeeds | 2012-07-28 07:17 | cannot run

MSR PACKTOWL ULTRA LIGHT

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4月〜10月、個人的にはサイクリングに適した季節。
中でも7月と8月は、風のない灼熱の太陽の下、これ以上汗が出ない程、朝から夕方まで走り倒すのが爽快感抜群。
真夏に体育館の窓を閉め切り、更にストーブを焚く。そしてウィンドブレーカーを重ね着し運動するという、激しい減量を強いられるスポーツ経験があるせいなのか、大量に発汗しないと運動した気にならない。
そんな酷暑サイクリングに必ず同行している幾つかのギアの1つがMSR PACKTOWL。しっかりと汗が拭え、日に焼けた肌にも優しいタオル。
使用し始めて今年で4年目になるが、ほつれ等一切発生せず吸水性も劣る事無く頑強だ。片面がメッシュになったバッグがついており、携帯にも便利。さらにタオル自体にボタンで開閉できる環が付いており、あらゆるバッグに取付ける事が可能。流石はマウンテンギアブランド、ただの吸水性が高いタオルでは終わらせないアイデアが見受けられる。
by alexmoultonspeeds | 2012-07-27 07:13 | Gear

カンパCレコード クランクセットPart2

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8時間かけた成果がこの状態。
輝きがエアロシートポストと同様になった。エアロシートポストからシートチューブ、クランクまでの直線上に装着されるパーツの質感が揃うのは好ましい事だ。
だが、クランクは傷付くリスクが高いパーツだけに、アルマイト加工を再び行う事も視野に入れている。20年以上前の製造当時に加工されたアルマイトを剥離し、これからも現役で活躍してもらうために日本国内でアルマイトを再び行う。複雑な機構は一切存在しないパーツだが、大事に末永く使うためのオーバーホールと考えれば、再加工が有力な選択肢。最重要パーツだけに、ここに妥協の2文字は許されない。
しかし、ここまで大事にされるプロダクトはなかなか無いのでは。現在市販されているフレームやパーツが20年後同様に愛されているだろうか?性能向上の為の素材、加工、構造、これらの進化における道程に残される名作、名品は、ごく少数になるだろう。尚かつ素材と構造の単純さ故、永きに渡り現役で活躍できる愛すべきプロダクトとなると、ほんの一握りになるはずだ。
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by alexmoultonspeeds | 2012-07-24 06:14 | cannot run

8時間

クランクを手に入れた翌日から、図案を考えたり、スポーツ写真を撮影したり、広告つくったり、プレゼンデータをつくったり、外国人の接待したりと、予定通り怒濤の仕事で毎晩深夜まで働く事に。気のせいか、また白髪が増えた気がする。
という事で今日は、家でゆっくりと過ごす事に。
朝からソファに座り、ぼーっとCレコのクランクを眺めていたら、ちょっとした小傷が気になったのでWAKOSのメタルコンパウンドで磨いた。すると、アルマイトなのだろうか?表面のコーティングが小傷部分をきっかけに剥離し始めたのだ。デルタブレーキか、SPEED-Sのフレームなみに輝きがあっても良しと思っていたので、このままコーティングを全て剥離しよう!と、手持ちの紙ヤスリ600番と1000番で意気揚々と研磨開始。
この時、これから長い戦いが始まる事になろうとは思いもしなかった。
キッチンで水に濡らしながら600番のペーパーを丁寧にかける。剥離後1000番で馴らし、ブルーマジックで磨く。その後メタルコンパウンドで再び磨き、最後にFINISH LINEのプロディテーラーで拭き取り作業。計8時間、それも立ちっぱなし。休むどころか、とんでもなく地味で大変な作業を行う1日になってしまったが、時間をかけただけの仕上がりに達成感もひとしおである。
カメラを構え、シャッターを切るだけの握力すら使い果てたので、初のイメージなしブログとなった。
by alexmoultonspeeds | 2012-07-22 22:56 | cannot run

MONTBLANC

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1906年創業の言わずと知れた筆記具ブランド。
1980年にダンヒルに買収された後、1993年今度はダンヒルがリシュモンに買収され、リシュモン傘下に入る。
リシュモンと言えば、カルティエやIWC、パネライなど、数多くのビッグネームを保有し、宝飾・時計・筆記具・服飾の4部門で構成される企業グループ。スイスを本拠地に世界で“勢いづいている”。
しかしリシュモンに買収された後、モンブランの代名詞マイシュターシュテュック・シリーズ(万年筆)の売り上げは減少傾向にある。
ドイツの万年筆誌のパーティーにて、「我が社の商品は実用品でない。アクセサリーだ」と誠に残念な事を述べてしまうあたり、実用品としてモンブランを愛用している自分としては、新社長の体制に不安を感じざるをえない。
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なのでミラノに行った際は、ドゥオーモ前にあるモンブラン、こちらには敢えて入らず、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアにある筆記具店で買物。
銀座ではモンブランではなく、伊東屋でリフィルやインクを購入している。
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高校生の頃から憧れていたモンブランを手に入れたのは、社会人になって間もない頃。
MEISTERSTUCK No.149を皮切りに、現在は、No.146万年筆・No.146ボールペンの3本を、仕事でもプライベートでも実用品として使用している。
そもそも筆記具という域を超え、芸術品としても愛されているマイスターシュテュックは、ヨーロッパの職人に受け継がれる技を称える製品。
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モンブランのマスタークラフツマンたちは真心とプライドを込めて、マイスターシュテュックと向き合う。そのため、オートメーションで作られた製品にはない「味わい」を醸し出す。だからこそ一生つきあえるアイテムになるのだ。お城製MOULTONも全く同様の事が言えるだろう。
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「アクセサリーだ」と社長が言ってしまっては、ホワイトスターが泣いている。
by alexmoultonspeeds | 2012-07-21 18:56 | Other

カンパ クイックリリース

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クイックリリース。
世界遺産に指定されている、イタリアはドロミテ山脈のオーネクロス峠におけるレースで、不幸にもパンクに見舞われたレーサーがいた。タイヤ交換をしようにも峠で付着した泥が凍てつき、ナットを手で回す事が出来ずリタイヤ。この苦い経験をしたイタリアのレーサーが1927年に発明した機構。クイックレバーを捻るだけで、車輪の脱着を可能にした。85年経った現在も、ロードバイクには必要不可欠な存在である。
このレーサー、そして発明者こそ、トゥーリョ・カンパニョーロ。カンパニョーロ創業者である。
盾の中にクイックレバー付きの翼が生えた車輪。シンボル誕生にそう時間はかからなかったはずだ。
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by alexmoultonspeeds | 2012-07-20 07:12 | cannot run

東哉

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自分が生まれ、幼少期過ごした京都。毎年叔母の墓参りも兼ね知恩院に。
そしてもう1カ所必ず訪れる場所が、東哉。1919年創窯の、陶器、清水焼の専門店である。
銀座にも立派な店舗があるが、京都清水のお店が素晴らしい。素直に「好き」と言えるパワーがそこにある。
和食器ほど、四季を感じられる器は無いのではなかろうか?
梅雨もあけ、このむさくるしい熱さ故、この器の飛沫も尚一層涼しげに思える。
by alexmoultonspeeds | 2012-07-19 22:38 | Other